なぜ「教育に関する勅語Q&A」発刊か


一般社団法人 全国教育問題協議会常任理事 山本豊

yamamoto

このたび、全国教育問題協議会の中尾建三理事長が天皇陛下御即位三十年奉祝委員として委嘱されました。おめでとうございます。

天皇陛下におかれましては、30年間、国民統合の象徴として全身全霊で国民に寄り添われ、御在位いただきました。天皇陛下のお言葉一言ひとことに、心からなる奉祝と感謝の真心を捧げます。

皇后陛下におかれましては、天皇陛下の御心をお察しなされ、来年三月三十一日に御退位なされることに賛意を示されたこととご推察申し上げます。

ところが、その矢先、一部の野党の国会議員から、明治天皇が制定なされた教育勅語を評価した柴山文科大臣に対する暴言事件が起こりました。

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明治以来、日本人の心の支えとなっていた教育勅語を絶対悪として否定する一部の政党やグループがマスメディアを利用して喧伝し、国民の心に憎悪と怨念の心を浸透させ、社会構造の変革を目指そうとする動きがありますが、教育を政治に利用することは、国家の混乱を招くので絶対に許すことはできません。

天皇を国民統合の象徴として崇拝する心は、世界の中に生きる日本人の誇りとして受け継いでいきたいと存じます。

この機にあたり、未来を築く子どもたちに教育勅語の真実を伝え、日本の道徳を大切にする日本人の道標を求める一つの手立てとしてQ&Aを作成、発刊いたしました。

【山本豊(やまもと・ゆたか)】

栃木県宇都宮市出身。宇都宮大学学芸学部を卒業後、20年間、栃木県内の小中学校の教諭を務める。その後、栃木県教職員協議会に所属し、日本教職員連盟副委員長や後に結成された全日本教職員連盟委員長、日本教育文化研究所理事長などを歴任。その間、教員の身分、地位向上を目指す人材確保法の成立や「美しい日本人の心を育てる教育の創造」に向けた国旗・国歌法の制定に向けた運動にも尽力する。平成28年、長年にわたり学校教育の充実発展に尽力し、文部科学大臣表彰を受ける。現在、一般社団法人・全国教育問題協議会常任理事、財団法人・教職員福祉財団参与として全国で講演活動に取り組むなど、多様な年齢層の保護者や現場の教職員への支援、啓発活動に取り組んでいる。

山本豊常任理事、とちぎ教育振興大会で教育功労者表彰

11月24日、第27回とちぎ教育振興大会で全国教育問題協議会の山本豊常任理事が同振興大会の名誉会長である福田富一栃木県知事から永年教育の正常化に尽力した功績に対して教育功労者として表彰されました。

※教育基本法は平成18年に第一次安倍内閣によって改正されました。全国教育問題協議会は10年間をかけて改正実現に向けて取り組みました。

一般社団法人・全国教育問題協議会は、いわゆる保守とか革新、右とか左と二分してとらえられがちですが、特定のイデオロギーを主張している団体ではありません。

日本の教育を通じて美しい国にしようと集う団体です。

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このたび、全国教育問題協議会は同会顧問の日本教育史研究の権威である杉原誠四郎・元武蔵野大学教授の監修をたまわり、総力を挙げて「教育に関する勅語Q&A」を発刊しました。

一人でも多くの方々がご一読いただければ光栄です。

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