全教協が訴えたいこと
全日本教職員連盟創立40周年で信頼高まる 来賓各界祝辞
全日本教職員連盟が創立40周年を迎えた記念式典での来賓祝辞などの内容をご紹介します。 「美しい日本人の心を育てる」教職員団体をスローガンにした全日本教職員連盟が2月24日に全日教連結成・教文研設立40周年記念躍進大会を開催しました。 式典には、来賓として盛山正仁文部科学大臣を始め、国会議員や全国教育問題協議会の中尾健三理事長と山本豊常務理事など各種の教育団体等の関係者約200名が参加しました。山本常務理事は、40年前に全日教連結成時の功労者として表彰されました。 ▲2月24日、東京都内で行われた全日本教職員連盟結成40周年の記念式典での記念撮影 一般社団法人・全国教育問題協議会は、全日教連(全…
全日本教職員連盟結成40周年で新たな飛躍
全日教連結成・教文研設立記念躍進式典 記念シンポ開催 文科大臣、自民党、公明党が来賓参加 ▲2月24日、東京都内で行われた全日本教職員連盟結成40周年の記念式典での記念撮影 「美しい日本人の心を育てる」教職員団体をスローガンにした全日本教職員連盟が2月24日に全日教連結成・教文研設立40周年記念躍進大会を開催しました。 式典には、来賓として盛山正仁文部科学大臣を始め、国会議員や全国教育問題協議会の中尾健三理事長と山本豊常務理事など各種の教育団体等の関係者約200名が参加しました。山本常務理事は、40年前に全日教連結成時の功労者として表彰されました。 ▲全日本教職員連盟40周年記念祝賀会での記念…
教育勅語引用、続ける考え 松井一実広島市長
「教育勅語は分析の目を持つため使用」 市議会で「今後とも丁寧に説明」 広島市の新規採用職員などの研修の資料に「教育勅語」の一部が引用されていることについて、松井一実市長は記者会見で「物事を一律に良い悪いとせずに分析する目を持とうという例示として使えればと思う」などとして、今後も使用を続ける考えを示しました。 広島市の職員研修の市長講話で戦前・戦中の「教育勅語」の一部を引用していることについて、松井市長は2月21日の市議会で「今後とも丁寧に説明していきたい」と述べた。これまでも記者会見などで、新年度以降の研修でも引用を続ける考えを示してきた。 この日、引用の意図などを問う共産党の中森辰一(たつい…
新たに脚光浴びる映画「二宮金次郎」 報徳こそ道徳の礎
今回、二宮金次郎の激動の生涯を初めて映画化した映画「二宮金次郎」が全国各地の市民会館、公民館などで上映されていますので、ご紹介します。 映画は、二宮金次郎の生涯を通して、チームワークのための共通の話題や組織づくり、リーダーシップのヒントが鏤(ちりば)められている作品です。 映画「二宮金次郎」の上映スケジュールはこちらから←← 地域での上映希望はこちらから←← シンプルでストイックな「金次郎の金言」を紹介します。 600以上の村を復興させた金次郎は、経営改善、組織改革を成し遂げる強いリーダーシップがありました。迷う時、自分の「原点」に立ち戻れる金次郎のシンプルで力強い言葉は珠玉のものがあります。…
国民が教師を敬う健全な社会実現を
「教師の日」制定を願う 新年の挨拶 社団法人・全国教育問題協議会 理事長 中尾建三 「一陽来春」令和6年の新春を迎えましたこと、皆様と共にお慶び申し上げます。 旧年中の本会へのご厚情に感謝申し上げますと共に今年も変わりませぬご指導、ご協力をお願い申し上げ、皆々様の一層のご健勝をお祈り申し上げる次第でございます。 さて、コロナ禍での行動制限、自粛の解除になり、世の中の賑わいもコロナ禍前の様子に戻って来ました。私達は、このコロナ禍によりまして多くのことを経験致しました。あまり馴染みのかったオンライン会議や学校での授業や、様々なレジタル化も進みました。 素晴らしい科学技術の進歩はある意味コロナ禍によ…
文教予算と教育政策に関する要望を提出
▲11月6日、自民党本部で開かれた政務調査会、文部科学部会に全教協も参加 さる11月6日、自民党本部で開かれた政務調査会、文部科学部会に全教協を代表して山本豊常務理事と恒﨑賢仁副理事長が出席、文教関係代表10団体の一つとして「文教予算と教育政策」について下記内容の要望を行った。 〔教育政策に関する要望〕 1. 教育基本法第9条には崇高な使命に携わる教員の身分を尊重し、優遇の適正をはかるとあるが人材確保法が50年間見直しされていない。人材を確保するためにも人材確保法の再生を図ってほしい。 2. 昭和47年(1972年)民間の残業手当にあたる教職員給与特別措置法)が制定されてから50年経過している…
日本は真面目に働いて幸せな生活できる国 恒﨑賢仁
祖国日本の国難を乗り越えるために 祖国日本を愛し、誇れる国に、憲法改正を 社団法人全国教育問題協議会 副理事長恒﨑賢仁 内閣府大臣表彰の返礼のあいさつ文 本日、9月27日は、この「明治日本の産業革命遺産」の「世界文化遺産登録」に非常に尽力して下さった安倍晋三元総理の国葬から1周年の日であり、奇(く)しくも私、恒﨑賢仁が、1958年、昭和33年9月27日に父、鄭新発と母、恒崎登久恵の次男として生まれた65歳の誕生日でもあります。 まずは、サウジアラビア・リヤドで開催された国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会で今月、9月14日、長崎市の端島(はしま通称・軍艦島)を含む文化遺産「明治日…
徴用工問題で内閣府から表彰 全教協の恒﨑副理事長
「戦中、徴用工として懸命に働いた父の給与袋や大切に保存していた徴用令が、日本の名誉の回復と世界遺産の価値及び歴史全体の価値への国内外での理解の増進に寄与できたことは、非常に喜ばしいし、父への親孝行になったと思う」 ――朝鮮半島出身の徴用工が、「差別され奴隷のように強制労働させられた」という韓国の一部の元徴用工等からの批判を明白に否定する証拠として、台湾出身の父親の鄭新発さんの当時の給与袋と賞与袋などを世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」を紹介する政府の産業遺産情報センター(東京都新宿区)に寄贈したことから全国教育問題協議会の恒﨑賢仁副理事長(65)が、9月27日に内閣府から感謝状を贈られた。…
教育界の人材確保へ抜本対策を 全教協が提言
▲11月2日に行われた全国教育問題協議会の役員会 一般社団法人・全国教育問題協議会(中尾建三理事長)は11月2日、東京・永田町の自由民主会館で令和5年度の第二回役員会を開き、役員、顧問、会員らが教育問題の現状や課題について自由闊達な討議を行いました。 ▲全教協役員会で挨拶する中尾建三理事長 役員会で中尾建三理事長が「本会は間もなく50周年記念を迎える。コロナ対策が解除され、賑わいがもどりつつあるが、後遺症もある。タクシーの運転手、飲食店の方々の人員不足。教育界の人材確保は喫緊の課題であり、IT化が進んでも人間力を高める教育が大切なのではないか。教育はコンビニのレジの無人化のような作業はできない…
日本学術会議、処理水「中国問題」で存在感なし
「国の特別機関」から「民間法人に移行する案」も議論 政府は8月29日、日本学術会議の在り方を検討する有識者懇談会の初会合を開いた。学術界や経済界からのメンバーに加え、学術会議の梶田隆章会長も出席した。学術会議を現行の「国の特別機関」から民間法人に移行する案を含め、組織の在り方に特化した議論を進める。 政府高官は、取りまとめの時期について、「年内には一定の方向性を示したい」としている。 有識者懇は経済界関係者や科学ジャーナリストら計12人で構成する。元学術会議副会長の岸輝雄東大名誉教授が座長を務める。学術会議側に正式なメンバ…
おかしいぞ!NHK、テレビ朝日の「はだしのゲン」宣伝報道
天皇制に反対、日の丸・君が代反対 日本軍人の残虐性をねつ造表現 令和5年8月2日NHKはクローズアップ現代で「広島県はなぜ『はだしのゲン』を(教材として)削除したのか」と題して報道し、削除反対の姿勢を示した。 さらに8月5日テレビ朝日の朝の番組に『はだしのゲン』の作者の中沢啓治さんの過去の動画も放映し「最近『はだしのゲン』が以前売れた時の15倍も売れています。 より多くの人に反戦平和を訴えた『はだしのゲン』を読んでいただきたい」とすでに亡くなっている作者の妻の声を報道し、宣伝していた。 日本は思想表現の自由が国民に保障している国家であるのは確かですが、同時に法治国家です。 『はだしのゲン』とい…
教科書問題、自虐史観の是正策を急げ 全教協300字提言
教科書問題、自虐史観の是正策を急げ 全教協副理事長 恒崎賢仁(東京都) 第2次世界大戦、大東亜戦争を太平洋戦争と表現させたり、日本が敗戦した後の連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)による占領政策や極東国際軍事裁判(東京裁判)によって作られた「日本は悪いことばかりやったという自虐史観が日本の世相を一変させた。 平成26年1月に自由民主党が運動方針に「自虐史観」に陥ることなく日本の歴史と伝統文化に誇りを持てるような教科書の編集、検定、採択で必要措置を講ずる」と明記した。 しかし、まだまだ不十分であり、むしろ文部省の検定は悪化しているといえる。 さらに朝日新聞の誤報、捏造報道によってつくられた従軍慰…
今の幸せを求めるウェルビーイング 全教協300字提言
今の幸せを求めるウェルビーイング 全教協常任理事 山本豊(栃木県) 世界幸福度が5年連続第1位はフィンランドです。 フィンランドの共通のスローガンは自由、平等、信頼で、長い年月をかけて政府が国民の満足度を高める法を整備したからです。 ちなみに日本は54位です。 コロナ禍以前は子どもが勉強するのは未来によい暮らしをするために学ぶと大人は説明したが、今の子どもは不登校、いじめ、ヤングケア、オンライン対応など、一人一人異なる子どもの幸せは今の幸せを満たすための教育が求められる。 社会問題 日本人よ、矜持を持て 全教協会員 森敬恵(東京都) この宇宙船地球号には195の国がそれぞれ国の発展とめざし…
教科書の採択基準を明確に 全教協300字提言
教科書の採択基準を明確に 全教協顧問 杉原誠四郎(東京都) 昨年、大阪府藤井寺市で教科書採択をめぐって増収賄事件が起きた。文部科学省が厳しく取り締まっているのになぜこのような事件がなくならないのか。 それは採択制度に欠陥があるからである。 教育委員会は本来どのような教科書を採択したいのか、そのことを事前に明らかにしてそれに基づいて選定し、採択するようにすればよいのである。 そうすれば教科書会社はその要望を表わした選定基準に従って教科書をつくるようになり、教科書改善にもつながります。 今日のように何の選定基準も明らかになっていないと教科書会社にとって死活問題であるからこのような贈収賄事件はなくな…
待ったなし、深刻化する教員不足 全教協300字提言
待ったなし、深刻化する教員不足 全教協顧問 渡邊義人(千葉県) 一月下旬頃の読売新聞の報道によると、昨春の国立大学の教員養成課程を卒業した学生11000人のうち教員として就職したのは約60%にとどまるという記事があった。 しかもこの割合はこの10年間はほぼ横ばいであるという。その他の40%は民間企業や公務員、大学院への進学である。 教員不足は今や慢性化しているといえよう。 そして今年の2月、国公立大学入試の志願者状況が発表されたがその数値を見て驚いた。 予想していたとはいえ、あまりにも応募者数、志願者数が少なく、しかもそれぞれ前年度の倍率を下回っており、まさしく危機的状況だ。まさに教員のなり手…