教育再生に関する要望書(与党幹部・義家弘介氏)


全教協、与党幹部に要望

 全教協は8月21日(水)三役会議を開催した。それに先立ち、自民党幹部の石破茂氏、高市早苗氏、野田聖子氏、竹下宣氏を訪問。全教協の教育再生に関する要望書を手渡した。その後、上野通子自民党女性局長と懇談した。
 午後3時30分から文部科学省大臣政務官義家弘介氏を訪ね、「教育再生に関する要望書」(下記)について中尾建三理事長から内容を説明した。
 義家氏は「全教協の日ごろの活動に敬意を表します。要望内容については、正に同感です。さらなる取り組みに期待します。」と述られた。

                           平成25年8月21日

 義家弘介殿
                 社団法人全国教育問題協議会
                             理事長 中尾建三

              教育再生に関する要望書

 わたくしたち全教協は、全国の民間人が集結し、35年にわたり日本の教育の正常化を願い、活動してまいりました。その間、ご理解・ご協力・ご指導をたまわり、心から感謝申し上げます。
 さて、安倍内閣はすでに教育再生実行会議を設立し、日本の教育を取り戻すため取り組まれておられることに対し、まず以って敬意を表します。
 全教協といたしましても、このたび、下記の内容について意見としてまとめ、要望いたしますので、ご対応いただけれければ幸いです。

                   記

1.今回の参議院選挙においても、組合による特定候補の支援がなされました。教員の政治活動に対し、罰則規定を設けていただきたい。

2.いま、奈良で中1女子生徒の自殺に関して、教育委員会の責任回避について問題になっています。教育委員会のあり方について、その改革をはかっていただきたい。

3.新教育基本法の精神に沿った教科書の検定を行っていただきたい。 また、近隣諸国条項を見直していただきたい。

4.道徳教育の教科化など、道徳教育の徹底をはかっていただきたい。

5.義務教育費国庫負担は、全額国庫負担にしていただきたい。

6.新人材確保法の制度について、その具体化をはかり、「教師は専門職」にふさわしい条件の整備に取り組んでいただきたい。